胸が赤く腫れ寝込む程の乳腺炎になった為、乳腺外来に問合せたところ、予約は数か月待ち・予約なしは数時間待ちとの事でした。(詳しくは以下参照)

 

乳腺炎の病院は、近所の、又は出産した産婦人科に問合せてから行きましょう。

 

産婦人科医は乳腺の専門医ではありませんが、乳腺炎自体抗生物質の投与で完治しやすい病気なので、医師は「抗生物質で治る乳腺炎か否か」の判断だけできれば良いのです。

抗生物質で治る乳腺炎なら、授乳中でも安心な抗生物質を処方されます。

 

手術など他の治療が必要になる場合は、産婦人科の医師が紹介状を書いてくれるので、初めから乳腺外来へ行くよりも短時間で効率よく専門外来のある総合病院へ行くことができます。

高度医療を兼ね備えた総合病院は、紹介状がないと初診に手数料がかかったり、そもそも紹介状がないと患者を受け入れない病院もあります。

 

私自身、熱と痛みに魘されながら何科の病院にかかればいいのか調べるのも大変だったので、先に書かせてもらいました。

続きもどうぞお読みくださいね。

 

母乳育児でなりやすい2つのタイプの乳腺炎

母乳育児をする上で、大多数の母親がなってしまう乳腺炎は、乳腺詰まりによる乳腺炎です。

 

予防法は食事の改善・母乳のあげ方の工夫・ストレスを溜めないなど色々ありますが、核家族で一人で育児をしながら全てを忠実に守っていくのは困難ですし、個人差があるものなので、どんなに注意していてもなるときはなるし、ならない人はならないでしょう。

 

乳腺詰まりによる乳腺炎は、乳首で母乳が詰まっているか炎症を起こしているので、乳首に詰まってるよサインが出ます。

乳首の一部に白い斑点ができる

 

このタイプの乳腺炎は母乳に含まれる脂質などが塊になって母乳の出口を塞いでいる状態なので、一番治しやすい乳腺炎です。

子供を誰かに観てもらい、脂質がある程度溶けるように長湯につかりながら、白斑のあるしこりの部分を中心に母乳を絞る要領で乳首をマッサージし続けると、小さな塊がポロっと取れることがあります。

一見すると表面上は白い斑点はホクロのように乳首の色素と同化している感じで、ポロっととれるようなものには見えませんが、取れるときはこの方法であっさり乳腺炎が治ってしまうのでぜひ試してみてください。

乳首の一部が赤く腫れあがっている

 

白い斑点ができるタイプの乳腺炎とは違い、乳首の一部が赤く腫れている場合は、すでに乳首の内部で炎症を起こしている状態です。

なので、入浴中にマッサージを続けても詰まりが取れて乳腺炎が治ることは少ないですが、絶対にないとも言い切れないのでやってみる価値はあります。

我慢してなんとか自力だけで治そうとすると、症状が悪化して赤く腫れている部分が口内炎のようにただれてしまったり、皮膚が破れて治癒に時間がかかるので、早めの処置が必要です。

 

この2つのタイプの乳腺炎は、早期で症状が軽い場合は病院へ通わずに、市販薬での自宅処置も可能です。

乳腺炎を市販薬で治す

上記の場合の他、いくら授乳しても母乳が減っている感じがしない乳首がチクチクしたり甘痒い感じがするなど初期症状がある時も、市販薬を利用して治すことのできる時期です。

のどの腫れや口内炎に効果のあるベラックT錠は、炎症を抑え皮膚や粘膜を正常に働かせる効果があり、乳腺炎にもよく効きます。

個人差はありますが1~2日の服用でかなり症状が改善されます。

「ベラック」という名の風邪薬もありますが、ベラックT錠とは全く別物なので注意しましょう。

 

また、漢方薬であれば葛根湯がお勧めです。

葛根湯は体を暖めることで腫れや痛みを発散して治す効果があります。乳腺炎の兆候がみられる怪しい時期にでも服用してしまえば、未然に防ぐこともできて便利です。

ベラックT錠も葛根湯も授乳中に服用できます。

薬の服用と併用して、乳腺炎の時はできるだけ授乳した方が治りも早いです。

ただ、母乳の味が塩っぽくなり不味くなる為子供が吸ってくれないこともありますので、その場合は適度に搾乳することが肝心です。

 

とはいえ市販薬はあくまでも応急処置なので、症状が軽い場合にのみ有効です。


  • 市販薬を服用しても症状の改善がみられない
  • 詰まっている乳腺が炎症を起こし皮膚が赤く腫れる
  • 発熱や悪寒・関節痛などを伴う
  • 尋常じゃない乳腺炎の痛み

がある場合は、タクシーを利用してでも病院へ受診しましょう。

 

あっという間に動けなくなる急性の乳腺炎

気が付いたら乳腺の一部に痛みを伴うしこりができていて、数時間後にはしこりのある部分の皮膚が赤く腫れ、39度前後の発熱・悪寒・頭痛などを併発した場合は急性の乳腺炎の可能性が高いです。

 

上の参考画像は胸の上部に赤い腫れがありますが、わかりますでしょうか?画像なので実際よりも若干色が薄いです。

この症状が出てしまえばもう、市販薬で治まる炎症の範囲を超えています

治療中も授乳できるように、医師から処方された安全な抗生物質の服用が必要になります。

医師の診断を受けるまでは、マッサージも症状を悪化させる危険性があるので禁止です。

 

あっという間にトイレに立つのも困難な程寝込んでしまい、胸の痛みと手に力が入らないことから子供を抱えるのが不安定になりやすいので、極力抱っこは控えましょう

授乳ができる程度の痛みであれば、添い寝授乳しても大丈夫です

 

唯一その場でできる処置は、保冷材を包んだガーゼ発熱用ジェルシートなどで患部を冷やすと、ある程度は痛みが和らぎます。

 

どの乳腺炎も完治しないまま放置すると、手術が必要になる深刻な事態を引き起こす可能性があります。

また、乳腺炎の種類は上記の他にもありますが、いずれにしろ自力での治癒が困難な為、受診が必要な乳腺炎です。

乳腺外来ではなく産婦人科をお勧めする理由

乳腺炎になった場合、まず困るのが受診先の病院です。

乳腺炎だから乳腺専門の病院へ行きたい気持ちはとてもよくわかりますが、乳腺外来は乳がんの精密検査も行っているため大変混雑しており、熱と痛みでフラフラだからといって何か月も何時間も待っている人を差し置いて優先的に診察してもらえることもないでしょう。

また、乳がんの方が深刻度が高く、なるべく早く一人でも多くの患者を診察する為に、乳腺炎は受付していない乳腺外来もあります。

 

同様に母乳外来のある産婦人科も、母乳外来自体が少なく授乳中の悩みを持つ方から卒乳マッサージの方まで集中してしまうので、予約が数か月待ちなど大変混雑している場合が多いです。ですが乳腺炎の場合は優先的に診てもらえる場合もあるので、一度問合せてみるのも良いかもしれません。

 

基本的には乳腺炎は、最初に記した通り抗生物質さえ処方してもらえれば完治しやすい病気ではあるので、産婦人科がお勧めです。

もし身近にある産婦人科に問合せても断られてしまった場合は、地域の保健所や救急医療情報センターなどへお問合わせ下さい。

まとめ

 

 

乳腺炎は母乳育児中に簡単になりやすく治療の困難が伴うわりには、扱う病院や市販薬が少なすぎますよね。

そもそも育児で大変な目に合っているのに、乳腺炎になると正に泣きっ面に蜂で泣きたくなります。

けれども、赤ちゃんが母乳を吸う姿は何とも愛らしいものです。

世の中のママ達が、乳腺炎を乗り越えて、母乳育児を続けられることを願っています☆

 






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