タロヤがまだ小学生に上がる前

私が持っていたファミコンの

ロックマン2にハマっていた。

 

難しくて、私もクリアしたことないのに

タロヤは毎日毎日頑張って

何度やっても失敗してしまう場所は

自分でyoutubeの動画を見ながら

1年ぐらいかけて、ついにクリアした

たかがゲームだけど

途中でめげずに約一年も頑張り続けたのは素晴らしい✨

と感動したものだ。

 

そんなタロヤの将来の夢

 

まさか・・?!の夢の連発

小学校に上がったタロヤは

始業式が終わって帰宅した後

ランドセルの上で飛び跳ね

一生懸命ランドセルを潰していた。

 

良かった・・・

高いランドセル買わなくて、本当に良かった

心からそう思った。






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そんなホヤホヤ一年生のタロヤに、ある日将来の夢を聞いてみた。

「タロヤ、大きくなったら何になりたい?」

「・・・あのね~、僕・・・

赤ちゃんになりたい!」

タロヤの将来の夢・・・赤ちゃん

ひょっとして、幼少時代甘えたりなかったのか・・・

育て方が悪かったのかと、複雑な気持ちになった。

 

それから暫く、クラスの生徒が作った

クラス新聞が配られた。

何気に読んでいると

将来の夢ランキングが。

見て私は、目を丸くした。

 

将来の夢ランキング

 

第2位・・・あかちゃん

 

その前後は忘れてしまったが、スポーツ選手や

ケーキ屋さんなど、普通の憧れの職が入っていた。

将来の夢としては実際に在り得ない、赤ちゃんが

2位にランクインとは

タロヤのクラスは一体どうなってるんだと

不思議に思った。

 

2年後の小学3年生

 

美術の時間に描いた

「なりたいものになっている自分」

の絵を持ち帰ってきたタロヤ。

その絵の題名は

 

「僕は犬になりたい」

 

だった。

赤ちゃんじゃなかった。

2年間の間に成長し

なりたいものが、赤ちゃんから犬になった。

 

ついに一線を越えた将来の夢

あまりにもタロヤを

「将来の夢はだもんね!」

とからかいすぎた為

頭を抱えて、真っ当な将来の夢を

考え始めたタロヤ。

 

そして七夕の日、タロヤは将来の夢を短冊に書いた。

 

「ぼくは、しょうぼうしゃになりたいです。」

 

消防士ではない。消防車

ついに、タロヤは

人間でもなく

生命体でもなく

機械になることを将来の夢にしてしまった。

トーマスかよっ

 

たまたま実家で会った、タロヤと同年代の甥に

将来の夢を聞いてみたら

 

「えっとー、自動販売機!」

・・・。

お前も機械かよっ!

危うく突っ込むところだった。

優しい口調で、詳しく聞いてみると

どうやら自動販売機そのものになりたいのではなく

自動販売機を扱う仕事をしたいらしい。

うん、よかった。

タロヤもよく聞くと、消防車じゃなく

消防士の事を言いたかったらしい。

まぁそうだよね(^^)






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それはやめた方がいい将来の夢

 

小学校高学年になったタロヤは

将来の夢を何にするか、決めかねていた。

 

そんなある日、職に恵まれず

長い間アルバイト生活を続けているおじさんと

タロヤは出会った。

 

事情を知らないタロヤは

好奇心いっぱいで

おじさんに何の仕事をしているのか聞いた。

 

おじさんは

「フリーターです!」

わざと、元気いっぱいに答えた。

 

 

「凄いね!僕、決めた!

将来はフリーターになりたい!」

目を輝かせるタロヤ。

 

タロヤには、自慢できる

素晴らしい仕事のように思えたらしい。

 

おじさんが焦って、それはやめた方がいいと

タロヤを説得していたが

「なんで?僕フリーターになれるように頑張るから!」

とイマイチ話がかみ合わず

その話はそこで終わった。

 

 

・・・と思っていたら

その数日後に、おじさんの就職先が決まった。

ようやくだね、良かったねーと

話をしていたら

またしてもタロヤがおじさんに

次は何の仕事をするのか聞いた。

 

「ただのサラリーマンだよ」

 

「サラリーマン・・・

サラリーマンって、凄いんだよね!

おじさんがずっとなりたかった仕事なんだよね!

僕も将来サラリーマンになりたいな!

 

・・・。

 

 

おじさんは、将来どうなるにしろ

今小学生のタロヤが持つ将来の夢として

サラリーマンはあまりふさわしくないと

タロヤに説いていた。

 

「なんで?」と訝しがりながらも

タロヤはサラリーマンを諦めた。

 

卒業文集

 

水泳に3年通いながら

ようやく25mくらいは

泳げるようになった

タロヤはついに

小学校の卒業式を迎えた。

 

卒業文集には、自己紹介と共に

将来の夢が書いてある。

小学生生活の中

赤ちゃんからはじまり

サラリーマンを諦めたタロヤは

一体、将来の夢に何を書いたんだろう?

 

期待しながら見てみると

そこには

 

「漫画家」

と書いてあった。

普通だ!

普通によくある将来の夢だ

 

「タロヤ、漫画家になりたいの?」

本人に聞いてみると

「違う、何書いていいかわからないから、マネをした」

「誰の?」

「ママの」

私の真似かよ!

確かに小学校時代の私は、漫画家に憧れていて

タロヤには何回か聞かれていた。

それで、タロヤは本当は何になりたいのか聞いたら

まだわからないとの事。

 

こうして、タロヤの小学生時代の将来の夢は

幕を閉じたのでした。






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